プロのごとく動画を編集する5つのコツ
動画編集の初心者にとっては、一体どこから始めれば良いのかわからないかもしれません。そもそも、編集(エディティング)とは、動画が閲覧用に配信される前に行う最終段階の作業です。ゼロから動画を制作しなければならない場合、この作業がいかに時間のかかるものかがお分かりになることでしょう。
編集作業を行ったことのない人は、何百万ものクリップを前に、どうしたらいいのか途方にくれるかもしれません。そんな方のために、以下にて、基本的な編集のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
プロジェクト・ディレクトリを保持する
初めて大規模なプロジェクトを編集する場合、まずはデスクトップコンピュータにすべて落とし込んで、あとは最善の結果を祈るのみ、というパターンでしょうか。はっきり言って、それではダメです。
編集プロジェクトを開始するたびに、まずプロジェクト・ディレクトリを作成する必要があります。プロジェクトフォルダを1つ作り、その中にサブフォルダを作って、「生映像」「音声」「音楽」「写真」「グラフィック」などのタイトルをつけます。各アイテムをそれらのフォルダに分類します。各ファイルのコンテンツについて、短い概要を含めておくのも良いでしょう。
バックアップを必ず取る
突然、ハードドライブやメモリーカードに不具合が起こることもあるため、プロジェクトディレクトリのバックアップを安全な場所に保管しておくのが一番です。
クラウドストレージで十分ですが、アップロードのスピードや容量に制限がある場合もあります。コピーをご自分のコンピュータや外付けのハードドライブに保存しておくことをお勧めします。
自分の武器を賢く選択する
ビデオエディターを選ぶ段階になったら、何よりも管理機能が最優先事項です。基本的なアプリを使って、いくつかのクリップをつなぎ合わせたり、それらにタイトルをつけたり出来れば十分でしょうか?それならiMovie、Windows Movie Maker、あるいはYouTubeビデオエディターが良いかもしれません。
しかし、Photoshop のようにフィルムの層を重ねたり、キーボードのショートカットを使ったりなど、もっと複雑な機能が必要な場合は、Adobe Premiere Pro が大変便利です。
さらに複雑なエディターになってくると、かなりの学習を要します。まずはAdobe Premiere Elements、Final Cut Pro X、Vegas Proのような、ベーシックなセミプロ向けのエディターから始めるのが良いでしょう。
余分な箇所をカットする
トリミング機能は、なくてはならない編集ツールで、頻繁に使うものです。動画を部分ごとに分けたら、各クリップの出だしと最後をトリミングします。これによって動画に不要な縁取りが現れることがなくなります。
ジャンプカットを避ける
インタビューを受けている人がいちいち「エー」とか「アー」などを口にする場合、インタビューの動画制作がとても難しくなります。かといって、「エー」や「アー」だけをカットすると、動画の流れが途切れ途切れになってしまいます。できるだけナチュラルになるようカットするようにしましょう。