スマホでプロ級の動画を撮る5つのコツ

スマートフォンまたはデジタルカメラを持っていれば、自作動画の撮影および公開が誰にでも容易にできるようになりました。スマートフォンを取り出して、録画ボタンを押すだけで簡単に動画が撮れ、すぐに編集・公開することができます。ただし、その動画をプロ級の仕上がりにするには、もう少し工夫が必要になります。

以下に、スマートフォンやデジタルカメラを使って、プロ級の仕上がりの動画を制作する簡単な方法をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

1. 縦長で撮影しない

スマートフォンを使って動画を撮影する際、縦長か横向きかの選択ができるようになっています。縦長でも別に問題は無いのですが、他のデバイスでは送信があまりうまくいきませんが、横向きであれば、コンピューターのモニター、テレビ、ウェブページなどに見られます。映画館でもスクリーンが縦長になっていることなど考えられないでしょう。現代は高解像度時代です。

縦長から横向きにするためのアプリも存在しますが、最初からスマホを横向きにして動画を撮った方が余計な心配をしなくて済むでしょう。

2. 三脚を使う

動画を撮影する時、手をしっかり安定させているつもりだとは思いますが、撮った動画を後から編集する際、ごくわずかな振動でもプロ級の仕上がりには及ばなくなります。質の高い動画を制作するためには、三脚を使用してカメラを固定させる必要があります。

ほとんどのデジタルカメラは、各種の一般的な三脚に設置できるようになっていますし、スマートフォンを三脚上で使うためのアダプタークリップもあります。ですから、三脚を使うだけでもう動画画面のブレを心配する必要はありません。

3. デジタルズームは使わない

スマートフォンのズーム機能を使って、被写体のクローズアップを撮りたくなるかもしれませんが、カメラのレンズ自体が光学的にズームするわけではなく、デジタルで画像表示を拡大しているにすぎません。表示画像のピクセルが変化するだけです。

ズームインしたい時は、自分が被写体に近づいて撮影し、ピクセルの変更を避けましょう。

4. 照明・採光

スマートフォンやデジタルカメラのフラッシュを使って、被写体を明るくすると、昔のVHSビデオカメラのスポットライトを使ったような効果が生まれます。あえて言えば『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』的効果です。

しかしやはり、外付けの照明が一番効果的です。複数の照明キットが販売されており、B&Qの材料を使って自分で組み立てられるものもあります。

5. 露光とピント

スマートフォンやデジタルカメラは、自動感知機能で露光とピントを自動調整します。日常的に写真をパチパチ撮る分にはそれで十分なのですが、動画撮影となると、手動で詳細な微調整をした上でロックし、画像が露光オーバーやピンボケにならないようにしたいですね。

その時には、スマートフォンのデフォルトアプリ内で被写体をタッチし、手動で露光とピントをロックすれば良いのです。